オンラインカジノの歴史と日本における人気の高まりを追う

オンラインカジノは今や、カジノの新形態として一大市場を形成しています。

カジノといえば、以前はラスベガスやマカオなど海外のリゾート地にあるものというイメージでしたが、オンラインカジノはどこにいてもオンラインスロットゲームやライブカジノゲームなどで遊べる画期的なプラットフォームです。

日本でも、近年オンラインカジノの知名度は徐々に上がっており、市場が広がってきています。この記事では、オンラインカジノの歴史、また日本でのオンラインカジノ市場の成長、日本におけるカジノに関する一般的な動向についてお伝えします。

オンラインカジノの特徴

オンラインカジノとは、ご存知の通りオンライン上でカジノゲームを楽しめるプラットフォームのことです。場所や時間に関係なく、インターネット環境さえあればアクセスできる利便性が一番の魅力です。実際にカジノと同じくリアルマネーを賭けて遊ぶことができ、勝てばもちろん賞金が手に入ります。

オンラインカジノでは、以下のゲームで遊ぶことができます。本物のカジノが扱うゲームと全く同じものをプレイできるのです。

・オンラインスロットゲーム…さまざまなテーマ、絵柄を持つスロットゲーム。

・ジャックポットスロット…ジャックポット方式で一攫千金のチャンスを掴める特別なスロット。

・テーブルゲーム…各バージョンのバカラやルーレット、ブラックジャック、ポーカーなど。ライブカジノゲームではこれらのゲームを楽しめます。

特に各社が競っているのが、ジャックポットの賞金額と、オンラインスロットゲームのバラエティの豊富さです。オンラインスロットゲームは、人気のゲームや映画をテーマにしたものから、古代エジプトやバイキング、西洋のバー、中国風、和風のデザインなど、多種多様なテーマを高品質のグラフィックとサウンドで表現し、バラエティに富んだ世界観を演出しています。

さらに、ウェルカムボーナスやフリースピンなどのボーナス、トーナメント、ランキングなどのイベントにもカジノごとの特色が現れます。

ウェルカムボーナスとは新規登録したユーザーを対象としたボーナスで、通常よりもお得にゲームで遊ぶことができます。フリースピンはオンラインスロットゲームのスピンに使用できるボーナスです。

トーナメントやランキングもさまざまなものがあり、通常決まった曜日や季節ごとに開催されます。条件を満たした優勝者や成績上位者には景品や賞金が付与されるというシステムです。

また、オンラインカジノならではの大きな特徴としてライブカジノゲームも挙げられます。カメラ越しに本物のディーラーが映され、ユーザーとやり取りをしながら各種テーブルゲームを進行していくというもので、本場のカジノの雰囲気を臨場感たっぷりに味わえます。

ライブカジノゲームは、テクノロジーが距離の問題を斬新なアプローチで解決した一つの見本といえるでしょう。現在ではほぼすべてのオンラインカジノがライブカジノゲームを取り扱っています。

オンラインカジノ業界の歴史

オンラインカジノの誕生は1990年代にさかのぼります。1994年には、世界初のオンラインカジノ運営ライセンスを発行する法律がアンティグア・バーブーダという小国で定められました。その2年後の1996年、世界初のオンラインカジノ「インターカジノ」が開業します。現在でも世界中のユーザーに高い人気を誇るサイトです。

これを皮切りに、オンラインカジノが続々とオープンしました。当初のオンラインカジノはセキュリティ技術に不安があったり、悪質なユーザー、アンフェアなプレーなどへの対応が弱かったりしましたが、現在では技術の向上により重要な情報の暗号化や悪質なプレイの検知、フェアプレーのための施策がとられるようになりました。

オンラインカジノ業界は、発展するテクノロジーを取り入れながら、安全で楽しいカジノ体験をユーザーに提供できるよう着実に進化を遂げてきたのです。

日本語対応オンラインカジノ

日本ではカジノを含むギャンブルが禁止されているため、これまで世に出てきたカジノは海外企業が運営するものばかりです。

しかしその中で、日本のマーケットを開拓するため日本語対応のオンラインカジノも出てきました。

日本語対応オンラインカジノでも、もちろん豊富なオンラインスロットゲームやテーブルゲーム、ライブカジノゲームが網羅されています。ライブカジノゲームは海外のスタッフが対応することも多く、日本にいながらにして異国のカジノの雰囲気を味わえるものとして人気を集めているようです。

日本人のオンラインカジノ利用の増加

初の日本語対応オンラインカジノは、世界初のオンラインカジノでもある「インターカジノ」でした。なんと創業の翌年の1997年に早くも日本語対応を導入したといいます。

その翌年の1998年には、インペリアルカジノが日本語に対応しました。

つまりオンラインカジノの誕生と日本語対応オンラインカジノの登場はほぼ同時期で、オンラインカジノ業界が初期から日本市場をターゲットにしていたことが伺えます。

現在、日本語に対応している有名なカジノは、他に以下のようなものがあります。もちろんすべて公式のライセンスを取得しているサイトです。

  • ベラジョン…日本人ユーザーの中で一番有名と言っても過言ではないサイトです。ロンドンの株式取引所で上場している企業の傘下にある企業が運営しているため、信頼性が高さに定評があります。日本人限定のトーナメントも開催しています。
  • ラッキーニッキー…2017年創業の新しいカジノ。日本のアニメ風のキャラクター「ニッキー」がガイドしてくれる、全体的に日本人に親しみやすい作りのサイトです。
  • ジパングカジノ…日本語のカスタマーサポートが高く評価されているサイトです。24時間、電話、チャット、メールを通じて日本語でのやり取りができます。またゲームも大手開発会社Playtechのものを取り揃えています。
  • カジ旅…RPG要素をカジノに取り入れた斬新なコンセプトのオンラインカジノです。RPGゲームのように、カジノ内のクエストをクリアすると特典がもらえます。また日本の童話を基にしたキャラクターも用意されており、日本人ユーザーには馴染みやすいカジノです。
  • カジノシークレット…オンラインカジノ初の「出金条件、賭け要件がないボーナス」を扱うカジノです。また賭け金の一部がキャッシュバックされる「インスタントキャッシュバックシステム」も備えており、効率的な遊び方が可能です。

現在では、上記以外にも多くの日本語対応オンラインカジノが運営されており、その数は40にも上ると言われています。インターカジノ開業の時代から今までの、日本人ユーザーの増加を物語っていると言えるでしょう。

英語での利用がなかなか難しい日本人ユーザーにとって、日本語対応というサービスは大きな魅力であり、カジノにとっては日本人ユーザーの集客に有利であると見られているようです。

日本語でのサイト表示だけでなく、カスタマーサポートも日本語で応じられるようにシステムを整備した日本人向けオンラインカジノが増えてきています。

日本では、オンラインカジノ市場の成長に加え、近年店舗型カジノに関する動きにも変化が起こっています。

カジノを巡る日本の動向―未来に向けて前向きな兆し

先述したように、日本ではギャンブルは違法です。国の定める競馬、競輪などの公営ギャンブルのみ例外とされています。ちなみに、パチンコは法律上ギャンブルではなく遊戯扱いとなっています。

そんなギャンブルがタブーの国であった日本ですが、2016年に世界の注目を集めたターニングポイントがありました。「特定複合観光施設区域の整備の推進に関する法律」通称 「IR推進法」が成立、2018年にはカジノ実施法案が成立し、カジノ開業に舵を切ることとなりました。

これにより正式に日本でのカジノ運営が認可されるわけですが、政府はいくつかの条件を課しています。中でも一番大きな特徴が、カジノは統合型リゾート(IR)施設内に併設する形で運営されなければならないという点です。

統合型リゾートとは、ホテルや商業施設、映画館、飲食店などが一体となった複合施設で、その中の一つのビジネスとしてカジノの運営が認可された形となっています。また、現時点では国内で3ヵ所の設営にとどめるとしています。

この背景には、現在日本政府が海外観光客の誘致を強く推進していることがあります。日本でカジノで遊ぶことを期待する海外からの観光客が多くいると想定されるため、カジノを設営することで観光業界への経済効果が見込めるとされています。

今後実店舗型のカジノが登場すれば、カジノに対する世間の理解はより深まることとなるでしょう。社会の見方が変われば、日本人向けオンラインカジノの世界も、またさらに良い方向に発展していくかもしれません。将来、日本の企業が運営する日本のオンラインカジノが登場する可能性もあります。

IR法案の成立は、オフライン、オンラインに関わらず、日本のカジノ業界にとって良い兆しであることは間違いないのです。